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検事役弁護士団の正義感 法曹制度の瓦解
 検事役弁護士団は、裁判所の内なる望みを無視して控訴した。3人の合議ではあるが、下級組織も上級組織もない制度欠陥の誠に各個人の正義感の発露である。私の予想は外れてしまったが、これまでの裁判の仕切り方にNOといったのであろう。  しかし、検察提出の「証拠」は、これまで同様の「筋書き」を証明するものだけの証拠であって、従前の制度に則ったものではあった。「筋書き」を否定する証拠は何一つ出されていないことを、検事役弁護士団は考慮出来ないのであった。せっかく裁判官がそれとなく判決文で記述しているのに、理... ...続きを見る

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2012/05/10 02:22
関越自動車道ツアーバス事故が教える「改革」の稚拙
 はしなくも、関越自動車道ツアーバス事故は、後期自民党政権、民主党政権がとった規制緩和の稚拙さを白日のものとした。経済合理性が唯一の正義の時代のいま、致し方がないことかもしれない。さらに、小さい政府とやらの非現実的制度も求められ、根底に横たわる官僚政治からの脱却も求められていた。  水は低きに流れる。原子力発電同様、安全も安心も顧みられず、また、地方自治権の拡大にまで制度改革は進んでいる。中央の悪弊が地方に大手を振って広まってゆくのが目に見えるようである。  確かに、中央集権の制度は地方の自... ...続きを見る

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2012/05/09 02:46
小沢一郎氏と検察庁 裁判所が仲介した無罪判決
 小沢一郎氏は「関心は天下国家の話。収支報告書を見たことすらない」と法廷で語った。民主党代表になり、「国民の生活が第一」という、キャッチフレーズとしては、誠に優れた、これまでの最良のいわゆるキャッチコピーで国民の大きな支持を得たのである。そして、その実現には、政治主導という、官僚にとっては死活の問題をも掲げたのであった。  戦後日本は誠に優秀な官僚組織によって政治が行われ、経済成長を遂げてきた。その一方で政治家は「カネ」にまみれ、総理総裁を目指す気骨のある政治家さえも巻き込んで派閥を形成し権力... ...続きを見る

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2012/04/29 03:11
陸山会事件 小沢一郎被告に不思議な判決文
 検事役弁護士団の記者会見が実に印象的だった。論告をほぼ全部認めているのに「無罪」という判決にである。法曹各界を守るための、従来通りの法に基づいた推論が判決文にあふれていた。一応、検察庁の失策にはお灸を据えてはいるが軽く扱い、検察側提供文書に影響された検察審査会の起訴議決にも鷹揚にやり過ごし、証拠がないから「白」にするしかないとう論法である。   誠に八方美人的判決文だ。素人に、検察審査会の素人に、ウソの含まれる文書を読ませても、問題にはならないと言うことである。「騙すつもり」を立証出来ないか... ...続きを見る

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2012/04/27 03:46
ガレキ処理 見えない敵に敗れる
 すでに報道されているように、ガレキ処理を受け入れる自治体はごく少数のようだ。それぞれ理由を挙げているが、放射性物質という見えない敵が、最大の理由だ。何せ、放射性物質の影響について、専門家がいくら無害であるといっても、信用する国民はいないのだから、説明のしようもないのだろう。細野環境相の努力もむなしいものとなった。  被災地には何年たってもガレキの山が残るのであろう。反対の大きな声を上げている人たちは、安心して大震災も忘れ安全に生活出来るのであろう。自治体も燃やす手間も費用もかからず、釜の耐久... ...続きを見る

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2012/04/20 02:04
原発再稼働 シナリオ通り
 官僚が作っていた「基準」に、日を経ずして関西電力は工程表を提出した。紙に書けば、安全が保証されるのだから、気楽な商売である。  電力供給が、関電のいうとおり切羽詰まっているのだろう。電力料金も上げられず、高騰する油を使っていては経営が破たんする。破たんすれば、税金を使わざるをえない。財務省が反対しているゆえんだ。政治に決定権がないのである。  民主党政権でも、自民党政権でも同じこと、官僚が日本を動かしている。これまではまだ良かったが、今の官僚は、政治に敵対する勢力になっていることが、大きな... ...続きを見る

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2012/04/10 01:59
福岡市のゴミ焼却 ガレキ処理拒否の理由から見えること
 福岡市は、ごみ処理方法が特異なようである。放射性物質が含まれているかどうかを検知出来ないシステムで、博多湾に垂れ流しているようである。もちろん、何年か何十年か前の基準に沿って処理して「安全」ということで流しているのだろう。  しかし、普通にある放射性物質を検知出来ないシステムであることは明らかなようである。多分、有機水銀などの有害物質は取り除いて流しているだろうが、設計当時と異なり、その他様々な有害物質が年々明らかになっているが、それらを除去しているかどうか、放射性物質を除去出来ないことが明... ...続きを見る

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2012/03/29 03:27
NHKスペシャル 震災報道の検証に欠けていたもの
 おおむね前向きの検証であったが、いくつか肝心な点で気になることがあった。一つは「公式発表」にとらわれすぎて、報道を押さえていたこと、もう一つは原発事故の当初解説専門家の偏った人選についての検証がなかったことである。  まず、陸前高田の情報がない状態での取材対応である。自治体が壊滅して「記者クラブ」も当然無くなっていた状態だから情報が途絶していた。にもかかわらず、発表がないから取材出来ないと女性記者はいっていた。情報のない被災地は他にもたくさんあったし、あまりにも広範囲が被災していた。無理もな... ...続きを見る

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2012/03/23 03:36
「Hunter」にジャーナリズムの真髄を見る
 地方発信のニュースサイトである。おそらく知っている人は少ないであろう。手弁当で調査報道を主眼として発信して、報道の原点を教えてくれるサイトだと思う。  '〈HUNTER」は、国や地方で起きる様々な事案について、調査報道を軸に据え、報じていくニュースサイトです。いわゆる「記者クラブ」と一線を画し、基本的には一方的に流されたリリース情報を報じることはありません。〉と「運営」に書かれている。  大手マスコミが、報道機関として機能しなくなったのは、記者クラブ制度に依存した取材が全てになってしまった... ...続きを見る

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2012/03/22 03:03
東日本大震災 1年が過ぎて
 東京電力の福島第1原発がメルトダウンして、放射性物質が海に、東北地方に、全国に、全世界に拡散されたことは、人災であった。日本人の生き方、文明、価値観の問い直しを強いる大災害と位置づけなければ復興は始まらないのではないか。復興が遅々として進まないのは、経済合理性がいまだに大手を振っているからである。  津波に流された長年かけて蓄えてきた富も、かけがえのない人命もすべて召されてしまった。それに加えて原発事故である。生活していける土が地面が消失したのである。  生まれ育った、あるいは土に帰る故郷... ...続きを見る

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2012/03/12 04:27
クローズアップ現代 ジャーナリストの真髄を見せる国谷さん
 NHKクローズアップ現代の国谷裕子さんは、長い間番組を、いや、NHKを支えている。報道内容のどの程度を国谷さんの意見でなされているのかは不幸にしてしらない。しかし、これだけ長い間、番組を継続させているのであるから、その見識は想像出来る。  外交分野では自らも取材し番組にして、見事な切り口をアナウンスとともに映像で示してくれる。対面して話すことの難しさは、時間の制約を含め大変なことである。  6日の放送は、津波の被害を取材した記者とのいわば対話であったが、取材対象の被災者の「そのとき」の事実... ...続きを見る

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2012/03/07 02:28
震災ガレキ処理 首長たちの自己保身
 間もなく1年がたつというのに、ガレキの処理は一向に進まない。受け入れる自治体がないからだ。自治体の首長は、次の選挙が怖いからだ。住民が反対運動をしているためだ。政府は信用出来ないと言っているからである。  いまさらながら、政府は交付金を出すと言い出した。政府も住民を信用出来なくなったからかもしれない。当初は、復興支援、絆という漠然とした気分でガレキ処理は受け入れられると考えていたようだが、京都五山の送り火で、関係者は自己保身に走った。  これまで、日本の繁栄は、ひとえに原子力発電のエネルギ... ...続きを見る

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2012/03/05 02:43
NHKのニュースウオッチ9を評価
 原発事故報道が、途中から被災者の立場に変わったのは大転換であった。不祥事で会長も経営委員長も替わったからかもしれないし、記者がニュース報道の原点に立ち返ったためかもしれない。被災者の立場、国民の立場に立って物事を見ることに目覚めたのかもしれない。東日本大震災も原発事故も、一体改革も、現時点の最優先課題であることは、与党も野党も分かりきっていることである。  しかし、自民党も公明党もその他の野党も、これまで通りの政治的対応しかできないでいた。よって復旧は遅れ、制度改革も遅れ、被災者を含め国民は... ...続きを見る

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2012/03/04 03:35
民間事故調の聞き取りを拒否した東電の末路
 福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」が27日、報告書をまとめた。分厚い、水素爆発を表紙にした書籍の形態になっているのは、自信の表れであろう。見事としか言いようがない。出版物として世界に流通されることを期待したい。  政治家、それも官邸に詰めていた方々の原発事故発生当初の心情を聴取したものである。誠に正直にこたえているようだ。しかし、経産官僚、要の東京電力は聴取を拒絶したそうである。裏付けのない安全神話を学者、マスコミ、経済界を巻き込んで吹聴してきた東京電力は、こたえようがないのである。... ...続きを見る

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2012/02/29 03:41
井戸川克隆双葉町町長、官僚的独善への異議申し立て
 福島県双葉郡8町村長と、細野環境相、平野復興相が復興について話し合う意見交換会は、双葉町の井戸川克隆町長ら3町長が欠席し中止された。  井戸川町長は26日、「中間貯蔵施設は先祖伝来の古里に住めなくなるような決断をする、大変重い話だ」とし、国への不信を語ったという。中間貯蔵施設用地を国が原発事故前の実勢価格で買い取ることなどの報道に異議申し立てをしたのだろう。  先見の名をもった町長は、原発事故当初素早い決断で遠く離れた埼玉に拠点を移した。やがて1年がたとうとしているが、帰村は絶望的なのは村... ...続きを見る

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2012/02/27 03:00
那覇市民のエゴと信用されない政府
 「那覇市は21日、海上自衛隊第5航空群(那覇市)が青森県から持ち帰った雪を使い、市内で23日に予定していた子ども向け雪遊びイベントの中止を決めた」という報道があった。北風が吹いている十和田の雪に、どれほどの放射性物質が含まれているか、計測するまでもなく分かりきったことである。しかし、那覇市民は、イベントを拒否した。  在日米軍の県外移転を求める人たちであれば、当然のことかもしれない。危ない原発を、代替エネルギーでまかなうには金がかかりすぎるから、地震や津波が想定内で収まるはずだから、再稼働し... ...続きを見る

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2012/02/22 03:48
震災がれきの処理 地方エゴと信用できない政府
 きっちりと計測して、安全ですといっても、処理する市町村の住民はまるで信用していない。「子ども」の健康を考えると処理受け入れを認めるわけに行かないエゴが出ても仕方がないことかもしれない。静岡の某市の主婦は眉をつり上げて反対していた。  原発が壊れて、実に大量の放射性物質が飛散した。太平洋へはもちろん、日本全土に拡散した。政府は、汚染数値を周辺地域とホットスポットしか公表していないし、10か月たって、やっと西日本の調査を始める怠慢さである。静岡の某市は、どれだけ汚染されているのだろうか。持ち込ん... ...続きを見る

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2012/02/16 03:09
大飯原発再稼働 ムラ社会の抵抗
 南風が吹き始める4月に再稼働をするという。東日本大震災で日本の地盤は大きく変化して地震学者も日本海側の大地震については、予測不可能の状態のようだ。ストレステストも合格し、地元がOKといえば、動かせるようだ。動かせば、地元にお金も入る。電力不足にも対応できる。  報道では、「政府」が調整を進めているらしい。経産省ということである。ムラの生き残りが頑張っている。誠にけなげな官僚たちである。保安院が環境庁に移っても官僚は同じ人たちである。  「安全」だから再稼働しても良いというのは、ストレステス... ...続きを見る

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2012/02/08 03:30
橋下徹市長 「朝まで生テレ」の功績
 仕事をしながらではあったが時折画面も見て橋下徹さんの、謂わば実像を垣間見た。私の基準からすれば、優れて政治家であって、実に誠実な人柄であったように見受けられた。野田佳彦首相と違うのは既存制度、システムとの戦いを戦いとして位置づけている点ではないだろうか。  橋下氏は若さと知力と戦略に長けている。野田氏は現制度の怖さを知っているだけに、つまり官僚の狡賢さを知っているだけに、国民に分かる説明ができない点が、大きな違いではないだろうか。日の丸君が代についても、教育制度についても実に戦略的に説明して... ...続きを見る

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2012/01/28 05:33
NHKの「リーダー」論番組 途中でチャンネル変更
 とても最後まではお付き合いできなかった。経済界にリーダーが不在なこと、もちろん幸いなことに政界にもいないことは、国民周知のことである。しかし、見えないリーダーがこれまでいたのである。いや、時折見えていた。いや、今でも影のように見える。官僚である。  政治主導という、自民党政権時代からのお題目を、民主党政権は表から責め立てた。プライドだけは高い彼らは、一斉に仕事を放棄してしまった。リーダー不在が始まったのである。野田政権は、それに気づき、すり寄った。すり寄りすぎてはいるが。  福原愛さんも、... ...続きを見る

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2012/01/22 03:14

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